臨床心理士の国家資格化実現が難しい理由。

臨床心理士,国家資格

心理カウンセラーという名称を使って仕事をしている人の中で、一番権威があるのは臨床心理士の資格を持っている心理カウンセラーではないでしょうか。国家資格ではないものの、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院の修士課程を修了して始めて受験資格を得られるという難関で、スクールカウンセラーは臨床心理士の資格を持っていない人は就くことができません。 行政や病院などの心理職は、ほとんどがこの資格を持っており、高い専門性が必要とされる心理相談の心理検査の場面には必ずこの肩書きの人が登場します。 一方で、国家資格である医師などとは異なり、臨床心理士は高い専門性と学歴を持っているにもかかわらず、身分的には極めて不安定な立場の人が多い現状があります。正規の職に就いている人の割合は限られており、スクールカウンセラーにしてもそうですが、非常勤という不安定な立場でダブルワークをして生計を立てている人が少なくないのです。 ちまたのカウンセリングルームでは、資格を持っていない心理カウンセラーが独自の技術で人気を集めて実際にクライアントに効果を実感させるケースも少なくありません。つまり、一般の人には臨床心理士こそが心の専門家である、という機運は高まっているとはいえないのです。 協会では、国家資格を目指す動きを加速させていますが、一般にその意義が広く浸透しないことには、実現の道は難しいのかもしれません。 277

臨床心理士が国家資格になるかの概要

臨床心理士,国家資格

臨床心理士は民間資格で、患者が抱えるいろんな心の問題に取り組む心理の専門家です。臨床心理士の概要としてまず大学卒業後に臨床心理士の指定の大学院へ進む必要があります。大学院には第一種と第二種があり、第一種であれば卒業後に資格試験をすぐ受けることが可能ですが、第二種であれば卒業後に心理臨床経験を1年以上つまなければいけません。現代はストレス社会といわれており、子供から大人までストレスに過多の方が増えてきています。ですから臨床心理士は学校、病院、企業など様々な場所で求められています。 現在、そんな世の中に対応していくべく新しい国家資格の創設が急がれています。業務の内容は同じようなものですが、臨床心理士がそのまま国家資格となるわけではなく、あくまで新しい資格として創設されることを前提としています。自殺者やうつ病に悩む患者が毎年増え続けている今、相談できる場所や相手を増やす必要があるのです。国家資格となれば健康保険の適用が可能となりますので悩む人々が相談に訪れやすくなります。全額負担はこのまだまだ不景気な世では患者にとっても大きな負担となっていますから、心理関係の資格を一刻も早く国の認めるものとしようという動きが強まっているのです。 278

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